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ことばのパズル(9) 2016年01月

問題
【例】のように、漢字を入れて熟語のしりとりを作りましょう。ただし、「八つの漢字はすべて異なる読み方になる」というルールにしたがって作ってください。
※例は「せんせい→なまみず→すいぶん→ふんべつ」となり、すべての漢字がちがう読み方になります。
解答 ことばのパズル編9

解答

問題1
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【解答例】
@ 貴重→重力→力作→作業
A 旅人→人工→工夫→夫妻
B 安定→定石→石頭→頭痛
C 円形→形相→相手→手話

解説

どのような問題にも、書かれた文字そのものからわかる表面的な意味の他に、隠された意味や内容があるものです。これを引き出すキーワードは「ということは……」です。このキーワードを意識しながら、問題を分析的に読んでいきましょう。

では解いていきます。
まずは「しりとり」という方面から攻めてみましょう。
八つある□のうち、漢字は二文字しか入っていません。ところが、「しりとり」になる、という条件を使うと、「→をはさんで連続するマスには同じ字が入る」という隠れた条件が浮かび上がってきますね。これが問題文を分析的に読むという意味です。国語だけの話ではなく、算数をはじめとした別の教科でも、書かれた内容を読み取ることだけでなく、「ということは、何が言えるのだろう」と考えながら問題文を読むことは非常に大切です。

「しりとり」であることをふまえると、次のように漢字が埋まります。
@ □重→重□→□作→作□
A □人→人□→□夫→夫□
B □定→定□→□頭→頭□
C □形→形□→□手→手□
ここから熟語を考えても良いですが、せっかく条件がつけてあるので、次は「すべての漢字がちがう読み方」という条件を使って候補をしぼっていきましょう。

それぞれの漢字の主な読みを挙げてみます。
@
重……ジュウ・チョウ・おも(い)・かさ(なる)・え・しげ
作……サ・サク・つく(る)

A
人……ジン・ニン・ひと
夫……フ・フウ・おっと

B
定……テイ・ジョウ・さだ(める)
頭……ズ・ト・トウ・あたま・かしら

C
形……ギョウ・ケイ・かた・かたち
手……シュ・て・た
これと並行して、それぞれの漢字を使った熟語を思いつくだけ挙げていきます。
「出尽くしたかな」と感じたら、読みを変えてまた考えてみるとよいでしょう。
@
重……重大、重力、重傷、体重、貴重、自重 など
作……作品、作業、作法、大作、力作、名作 など

A
人……人間、人情、人工、達人、個人、旅人 など
夫……夫婦、夫妻、夫人、工夫、農夫、凡夫 など

B
定……定規、定石、定価、安定、決定、必定 など
頭……頭数、頭上、頭痛、音頭、船頭、石頭 など

C
形……人形、球形、円形、形見、形相、形式 など
手……手話、手段、手形、相手、右手、歌手 など
一つの熟語に二つの読みがある場合(例えば、自重=じちょう/じじゅう など)もあることに注意して、しりとりを完成させていきましょう。

最後に答えの確認です。条件がきちんと守られていることを確かめましょう。
例えば、Bの「定石」は「じょうせき」ですから、最後は「頭上(ずじょう)」ではダメですよ。

プラススタディの取り組み

プラススタディの授業では、新出漢字の学習をする際に「読みの確認」「熟語の確認」「使うシチュエーションの確認」を必ず行っています。 読みにも配当学年があり、その時点では習わない読みもあります。 ただし日常生活でよく触れる言葉の場合は配当学年に関係なく知っていることも多いですから、どんどん伝えるようにしています。 とにかく、一つの漢字から様々な方向に知識が絡み広がっていくような覚え方をしていきましょう。