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ことばのパズル(11) 2016年03月

問題
@〜Bの字を使った熟語や慣用句で表せない意味は次のア〜エのうちどれでしょう?
解答 ことばのパズル編10

解答

問題1
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【解答例】
@ ア
A エ
B ウ

解説

「白」
ア:
イ:潔白、純白、白紙
ウ:白昼、白日、明白
エ:白状、告白、独白、科白
  他に、白黒つける、白旗を上げる、白星、白眉など。

「赤」
ア:赤の他人、赤っ恥
イ:赤(朱)を入れる
ウ:赤心、赤誠
エ:
  他に、隣の花は赤い、朱に交われば赤くなる、赤貧、赤裸(々)など。

「青」
ア:青龍
イ:青二才、尻が青い
ウ:
エ:青年、青春
  他に、青ざめる、青雲の志、青天白日など。

数え上げてみると、意外なところに色が使われているものですね。単なる「赤色」「白色」「青色」ではない意味も知っておくと、様々な場面で役に立ちそうですね。

熟語を覚えたり、意味を考えたりしていくときには、「漢字一字ずつにバラす」のが基本です。たとえば「説得」は「説」明して納「得」させる、ということでこの漢字が使われているわけですね。
ということは、漢字一字ごとの意味を知っておけば、知っている漢字の組み合わせでできた熟語の意味はある程度予想可能だということになります。
もちろん、熟語全体としてどのような文脈で使われる言葉なのかを知っておくに越したことはありませんが、熟語を見た瞬間に「あ、この言葉は知らない(から分からない)」 となってしまうのではなく、手に入れられる情報から可能なかぎり正しい意味にせまろうとしてほしいなと思います。

慣用句は「二つ以上の言葉が組み合わさって、全体として新しい意味を持った言葉」なので、慣用句内の表現を他のものと取り替えることはできません。
たとえば、「ひねる」と「ねじる」は同じような意味を表す言葉ですが、「頭をひねる」を「頭をねじる」とは言えない(どうしてもというならねじってもいいですがかなり痛いはずですよ)のです。
 ですから慣用句内の要素から全体の意味を想像するのは難しい場合が多いのです。慣用句は、言葉そのものの意味と例文でしっかり覚えておくと良いですよ。

プラススタディの取り組み

プラススタディでは、「知っているようで意外と知らない」漢字・語句の問題を定期的に授業で扱っています。中学受験の入試問題などで問われる漢字・語句などの問題は、 意外にも低学年で学習する漢字を使うことが多いのです。語句問題が集中する灘中学校の国語一日目などの解答を見ると、「え?この字が答えなの?」とびっくりするくらい、 簡単な字が並んでいます(あくまで、解答に使われている文字が、低学年で習うような基本的なものであるということであって、問題自体が簡単なわけではないですが)。
また、「一字一字は簡単だけれど、組み合わさった語句は耳慣れず難しい」という問題も適宜取り入れています。かつて東大寺学園中学校で出題された「大上段(だいじょうだん) にかまえる」や、神戸女学院中学校で出題された「耳目(じもく)を集める」などはその典型例と言えるでしょう。
さらに、頻出の語句については、必ず例文の読み書きを行います。最近の中学入試では、語句の意味を知っているだけではだめで、 それを自分で使って文を書くことが求められるようになってきています。クイズのような知識問題からいかに外れて語句を「使う」ことができるか、という能力が求められているわけですね。

言葉は、まず「知っていること」、次に「使えること」が大切です。日常の生活の中でも、覚えた言葉はどんどん使っていきましょう。