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ことばのパズル(15) 2016年07月

問題
例のように、同じ漢字を使った熟語で別の読みや意味になるものがいくつかあります。
ア・イの□□に同じ漢字を使った二字の言葉を入れ、それぞれの読みを答えましょう。
解答 ことばのパズル編15

解答

問題1
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【解答例】
@ 漢字:一文 ア いちぶん イ いちもん
A 漢字:生地 ア せいち  イ きじ
B 漢字:上手 ア うわて  イ かみて

解説

今回の問題であつかった漢字は、「地」をのぞいてすべて小学一年生で習う漢字です。
小学校低学年で習う漢字どうしを組み合わせた言葉にも、語彙として難しいレベルのものは思ったよりたくさんあります。以下にいくつか例を挙げます。
◎ともに小学一年生で習う漢字を使う難しい言葉の例
 耳目(じもく)……人々の注意や注目。「耳目を集める」で使われることが多い。
 →「見聞きする/見聞(けんぶん)」と関連。
 一見(いちげん)……初めて対面すること。
 →ちらっと見る、という意味の「いっけん」との使い分け注意。
 下名(かめい)……自分のことをへりくだって言う言葉。(=わたくし)
◎一、二年生までに習う漢字を使う難しい言葉の例
 十全(じゅうぜん)……少しも悪いところがない様子。万全。
 →四・八・十、千、万などは「すべて満たした」という意味で使われることの多い数字。
 出自(しゅつじ)……人の生まれや事物の出どころ。もののはじめ。
 →自に「スタート/〜より」の意味があること、反対の意味になる字として「至」があることなどと関連。
 下野(げや)……与党が政権を失い野党になること。
 →政権に関する与党・野党の知識と関連。
学年相当の語彙としては少し難しいものも含まれますが、漢字で書けるようになった時点でどんどん言葉を与えたほうが、子供たちは興味をもって覚えていくものです。
最後に、ア・イそれぞれの意味をおさらいしておきましょう。
@ 一文
 ア いちぶん…一つの文。
 イ いちもん…わずかなお金。「一文なし」でまったくお金がないこと。
A 生地
 ア せいち……生まれた土地のこと。
 イ きじ………パンなどを作るために、粉をこねあげたもの。
B 上手
 ア うわて……ほかのものより優れている様子。「一枚上手」の形で使われることが多い。
 イ かみて……舞台で、客席から見て右の方向。

プラススタディの取り組み

同じ見た目(漢字)を持ちながら別の読みや意味を持つ語句は、ほかにもたくさんあります。これをややこしいと感じる人もいるかもしれませんが、それぞれをきちんと覚え分け、使い分けられるようにしていくと様々な場面で役に立ちます。
プラススタディの授業では、それぞれの学年に応じ、学年相当より少し難しいと感じるような語句でもどんどんあつかっていきます。その際、「単語」の単位でしか触れたことのない言葉を増やさないように、必ず例文をつけてイメージしやすくなるように心がけています。さらに、一度覚えた難しい言葉はその後どんどん授業に登場させ、定着をはかっています。
まずは読んだり聞いたりした言葉を理解できることからはじめ、最終的に自分で意識的に使えるようになることが重要です。 漢字や語句のテストでよい点を取ることはもちろん大切な目標ですしそれに向けた対策もしていきますが、それだけをゴールにしない学習を進めていきます。