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ことばのパズル(17) 2016年09月

問題
例のように、同じ読みをもつ別の漢字を使ってしりとりをしましょう。
同じ字は一度しか使えません。また、答えは一つとは限りません(複数ある場合があります)。
解答 ことばのパズル編16

解答

問題1
▼ 答えを見る
【解答例】
@ 開始→詩人→仁義→議題→代理
  開会→会議→疑似→事務→無理
A 注目→木炭→単価→歌手→主演
  注意→医師→司会→回収→終演
B 野菜→才能→農業→行間→感情
  野生→正常→乗車→写真→心情
※これ以外にも別解は多数存在します。ここでは、小学六年生までに習う字に限定して解答例を作成しています。

解説

根本的にこの問題で求められているものは何かをつかみ、それに向かって作業を積み重ねていきます。
これまでの「あたまのストレッチ」でも触れてきた通り、複雑な条件がある場合でも、「答え候補を出すのに役に立つ条件なら積極的に使う、かえって候補が出づらくなる条件ならある程度候補が出せるまでその条件は無視しておいてよい」というスタンスで臨むことが大切です。初めから条件を満たすものだけでしりとりをしようと思っても、なかなかうまくいかないのではないかと思います。
つまり、この問題は普通に「音だけ」のしりとりを作りにいけばよいのです。「読みが同じだが別の字」という条件は後で吟味して、条件を満たさないなら同音異義語も考慮し、それでも無理ならもう一度「音だけのしりとり」を作り直せばよい、ということになります。
「効率的に進めるために『今』必要なことは何か」を考えて作業を進めると、一つ一つ階段を上がるように答えに近づいていくことができるでしょう。

プラススタディの取り組み

プラススタディの漢字学習では、ある一つの漢字からどれだけたくさんの言葉を連想していけるかを大切にしています。そうすることで単一の文字の持つ抽象的な意味や用法がイメージしやすくなります。その際、派生する事項として同音異義語・同訓異字や慣用句、三字熟語・四字熟語にいたるまで様々な言葉を絡めていきます。
ある程度手持ちの漢字のストックが増えてくる小学二年生以降は、新出漢字を扱うたびに「この字を使ってできる熟語は」という問いかけをし、時には辞書をひきながら新たな語彙に気づいたり、知っているけれどすぐに出てこない語彙を思い出したりする経験を積み重ねていきます。そうやって覚えた語彙は積極的に読解の本文や問題文に登場させ、定着をはかっています。
音だけで言葉を覚えていくことには誤字のリスクもともないますから、漢字一字の意味をつかんだ段階で、その漢字を使ってどんどん熟語を覚えていくべきであると考えています。まずは新たな語彙に触れ、使える表現・理解できる表現が増えることの楽しさを実感してほしいところです。そこから言葉を適切に使える状態にまで理解度を高めていくことを、漢字学習の一つの目標としています。
そういう側面もあることは認識していますしそれ自体を否定はしませんが、「漢字は暗記」「覚えるだけで楽しくない」などとは言いませんし、言わせません。